旧暦8月15日に十五夜のお月見をしたならば、ぼぼひと月後の旧暦9月13日の十三夜のお月見をした方が良いです。どちらか片方のお月見しかしなかった場合は「片見月」と呼ばれ忌み嫌われていたそうなのです。
でもこれは、どうも遊郭から広まった習慣らしくお客に次の来訪の確約を得るための方便から始まったという説があります。確かに十三夜は大陸にはない日本独自の習慣で、当時のセールスキャッチコピーがそのまま残っているという「土用の丑の日」のようなおもしろい側面があります。
とはいうものの旧暦8月15日は近年ではまだまだ暑い日が続くこともあり、窓を開けてお月見とはいかないこともありますが、この十三夜はさすがに涼しくなってきて秋の夜長を楽しめる季節になっています。
十三夜は「豆名月」の別称があり、お月見団子のほか、枝豆落花生などの豆類や栗をお供えして収穫への感謝をします。
お供え例
お月見団子と「豆名月」に因み落花生と栗をお供えし、お子様の名前を記した名前旗も一緒に飾ります。
お子様と一緒に収穫への感謝をしているという意味と、家族の無病息災を祈る意味合いを持ちます。
近くのスーパーで今年は、枝豆も甘栗もススキも売っていませんでした
十三夜のころは花屋さんでもススキを置いてあるところが少なく、ことしは飾れませんでした (´;ω;`)ウゥゥ 。
こちらは命名旗を一緒に飾ってみました。十三夜のお月さまは上弦の月で豆の形に見えなくもないですね。