神社で茅の輪を潜り魔除けの茅の輪を頂いたら、ご自宅で夏越の祓の室礼を整えると良いと思います。
この半年の厄を落とし、家族の無病息災を祈るこの行事にお子様の命名旗や名前旗を飾らない手はありません。
季節のお菓子「水無月」
夏越の祓の和菓子に「水無月」というものがあります。京都のお茶の席では定番のお菓子です。
三方にお菓子を盛り、神様にお供えします。この工程を踏むことで神様と一緒にお菓子を頂くことになります。
茅の輪守り、蘇民将来符
神社で夏越の祓の行事をするときにこの時期にしかない茅の輪守りや蘇民将来符を頂きます。
これは須佐雄神が蘇民将来の子孫であることを示す「茅の輪守り」を持たないものを全て絶やしてしまったという逸話から、茅の輪を飾ることで疫病や災いから身を守る意味があります。
茅の輪守りを名前旗や命名旗に掛けるといいと思います。
形代
人型に切り抜いた紙や、人型に結んだススキの葉を「形代」といいます。形代で自分の体を撫でながら
水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶというふなり(みなづきの なごしのはらえするひとは ちとせのいのち のぶというなり)
と三回唱えて息を吹きかけたものに自分の厄を移してタライや瓶の中の水に捨てます。
形代はあとで川に流します。
夏越の祓 室礼
お子様の名前を記した名前旗や命名旗に「茅の輪守り」を掛けて、三方にお供えした水無月を家族皆さんで召し上げることで、家族の全員の無病息災を祈る「夏越の祓」です。